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じんましんは食べ物や花粉などのアレルギー物質が原因である内因性と、寒さやストレスなどのアレルギー以外のものが原因である外因性に区別できます。
内因性であるアレルギー物質では卵、牛乳、リンゴなど食べ物、合成着色料、保存料、酸化防止剤などの食品添加物、ハウスダスト、花粉などを体内に取り込むことでじんましんが発生します。
外因性であるアレルギー以外のものでは温熱、寒冷などの温度、運動による汗、細菌、カビなどの感染症、虫刺され、ペット、ストレスなどから刺激を受けることでじんましんが発生します。
じんましんは外側からアレルギー物質による刺激を受けた場合や皮膚にアレルギー物質が進入した場合、肌の深い部分にある真皮の微細血管の周辺にある、肥満細胞の細胞壁からヒスタミンが作られます。
ヒスタミンは血管を拡げて皮膚が赤くなり、血管から水分がでてきて軽い腫れが起こり、たいへん痒くなって、じんましんが起こります。
食事性アレルゲンの場合は食事による肉、魚、卵などを体内に入れることで起こります。吸入性アレルゲンの場合は呼吸により花粉、ハウスダスト、ペットの毛 などを体内に入れることで起こります。また、薬剤性アレルゲンの場合は薬物投与により抗生物質などを体内に入れることで起こります。
コタツ、ストーブ、布団、風呂などによる温水や温風のような温かい外部刺激により、特定箇所の体温が上がったところにできる温熱じんましん、扇風機、クー ラー、外気などによる冷水や冷風のような冷たい外部刺激により、特定箇所の体温が下がったところにできる寒冷性じんましんがあります。
どちらも体温の変化によって起こります。
強い紫外線など、太陽に直接当たった部分にじんましんが発生します。
じんましんの治療では抗ヒスタミン剤の内服や軟こうなどの外用治療を中心に、症状が酷い場合は注射治療をおすすめしています。
抗ヒスタミン薬はじんましんの症状の原因となる物質、ヒスタミンを作りにくくし、また作られてしまったヒスタミンも血管に行き届かないように抑止する薬です。