気になる症状をお選びください
爪白癬とは爪の水虫のことを言います。
爪水虫にかかっている方は多く、ご高齢の方はもちろんブーツなどによるムレが原因となり若い女性でも爪水虫になる方が増えています。 もともと爪自体が水虫などの菌がつきやすい場所なので、もともと足の水虫にかかっていてそこから感染しての発症というケースも多くみられます。
爪白癬は基本的に爪の色が白くにごってくるのが特徴です。爪の先から白く濁りはじめて、爪の甲、爪の根元と徐々に広がっていきます。また、症状が進むと爪 が 厚くなると同時に爪の下の部分にある爪床(そうしょう)とよばれる部分まで厚くなり、爪が欠けるようになったり、ボコボコと表面が滑らかで はなくなったりしてきます。
悪化がすすむと、爪が黄色くなったり、黒ずんできたりします。
このような状態になる前にご相談下さい。
足の水虫は適切な外用処置(塗り薬)をすれば比較的治りやすい病気ですが、水虫の原因、白癬菌が爪に入ってしまうとやっかいなのです。塗り薬では爪の中に成分が浸透しないため、治す事が困難なのです。
そこで有効な治療が内服治療(飲み薬)となります。 薬の成分が爪の中まで行きわたり、長時間とどまるので大変効果的です。
水虫がなかなか治らない方、一度治ったと思ってもすぐ再発してしまう方は爪水虫かもしれません。一度、専門医の診察をお受けすることをぜひ、お勧めします。
水虫は治らないと思っている方が多いのですが、実は治療の途中で治ったと思い、止めてしまう方がいらっしゃるのです。 皮むけや痒みが無くなってから、3ヶ月位は根気強く治療を続けることが大事なのです。
意外に忘れられているのが、足などの患部を清潔に保つことです。
長時間靴を履き続けていると、足は汗や脂で想像以上に汚れてしまいます。 靴下はできるだけ通気性のよい綿素材にする。事情が許せば室内では靴を脱いでスリッパ履きにするなど、できるだけ足を清潔で乾燥した状態に保つようにしてください。帰宅後はすぐに靴下を脱いで、足をきれいに洗いましょう。
水虫は、患部に直接接触することにより感染するのではなく、 切った爪やぽろぽろとはがれた皮膚を介して感染すると考えられています。
同居の家族など他人へうつさないようにするためには、切った爪が飛び散らないようにすることや、足を拭いたタオルなどを共用しないことにも気を付けてください。