気になる症状をお選びください
水イボは、伝染性軟属腫と呼ばれるウィルスにより起きる、イボの一種です。
イボが破れてウィルスが飛び散り、身体の別の部分や他の人に伝染します。
3~15才くらいのお子様に出ることがほとんどで、春から秋にかけてよく見られます。
胸やわきの下、肘、ひざなどに1~3mmくらいのできものが出ます。
大きいものだと1cmほどになることもあります。
イボの中には白いおからのような塊があり、この中にウィルスが入っています。
イボが広がったり他人にうつる原因になりますので、破かないように注意しましょう。
かゆみを感じることもまれにありますが、水イボはできものが出るということ以外ほとんど自覚症状はありません。
また、1つだけ出ることは少なく、数個から多い場合には数十個のイボが出る場合もあります。
水イボは悪性のものではないので、症状が悪化して痛みが出るといったことはありません。しかし、周りの人に感染しやすく、放っておくとイボが増えることがありますので、数が少ないうちに治療してしまうことをお勧めします。
水イボは特殊なピンセットでイボの中にある塊を取り除きます。
取り除いた後に遅れてまたイボができることがありますので、その際も無理にいじらずにご来院下さい。
他の病院で、子供の免疫力が付けば自然治癒するのでそれまで待つように言われた方などが多いようですが、当院では治療が遅れたために体のあちこちに多発・拡大して来られる患者さんが多いのが現状です。
そのため、当クリニックでは、ペンレステープ(痛み止めのテープ)を使い、無痛に近い状態で手早く摘除することをモットーとしております。
特に、もともとアトピーや乾燥肌があるお子様は、最初は数個だったものが、急激に多発し拡大することが多いため、なるべく少数のうちに、ペンレステープ(痛め止めテープ)を使った処置をお勧めします。
お子様が水イボになってしまったときは、お風呂でよく洗いましょう。また、感染を広げないようにプールなど皮膚が接触するような場所は避けましょう。